今日はいよいよ、片づけをしていた家の解体初日だ。

この写真は、解体をする前の写真だ。
屋根瓦を見ても歴史を感じる。
要するに古い。
それを今日から解体屋さんが壊していくのだ。

初日の今日は、瓦を外して、壁を壊していた。
この写真は、解体屋さんが帰った後に見に行って取った。
外壁も壊されてすっかり丸裸状態の家は、何だか可愛そうだった。

よく見ると、前の家の外壁は土壁で漆喰塗りになっている。
今、作ると相当金額が張るだろう。
全ての瓦とサッシ戸、建具を壊して今日の作業は終了らしかった。
写真を撮る前に一度、ここの現場を監督している人に挨拶に行った。さっと見て、一番年長の人に手土産の冷えたビールを手渡すといや違うと言う様にその人は若い、私達くらいの年齢の人を指した。主人がその若い監督に、ビールの入った袋を手渡す。
主人「お疲れ様です。これ、帰りに皆さんで飲んでください。運転する人はお茶買って来ましたので持って帰って家で飲んでください」
監督「あ、すみません・・・あの、ここの・・・」
私「あ、○○です・・・宜しくお願いします」
監督「・・・あ、そうですか・・・宜しくお願いします」
主人「じゃ、失礼します。明日からも宜しくお願いします」
若い監督に私達も驚いたが、向こうも驚いた顔をしていた。
察するに予想以上に若い(と言っても30台)施主が現れたので驚いていたのだろう。
多分、私達が今回設計施工を頼んだところは、普段は私達よりももっと上の世代の人たちが施主の事が多いのだと思う。
予断だが、なぜ差し入れがビールかと言うとそれは主人の助言の元にそうした。主人は大阪にいる時にペンキ屋に勤めていたのだ。
職人さんたちは皆、その日の終わりにコンビニに寄って運転する人以外はビールを買うのだそうだ。それが格別に美味いらしい。
それで今回そうした。お茶や、ジュースなんかよりよっぽど気が利いていて嬉しいものらしい。
皆さんも機会があったら試してみて欲しい。
今夜のSleeping Musicは
Follow the wind BY KYOSUKE HIMURO
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